
10月に入り、石垣島も少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
朝晩は過ごしやすくなる一方で、気をつけたいのがインフルエンザの流行です。
本土に比べて温暖な気候とはいえ、石垣島は観光客の出入りが多く、シーズンにはウイルスが一気に広がることも。ちなみに、石垣島は一年を通してインフルエンザが流行します。
毎年のように学級閉鎖のニュースを耳にするこの時期、私も「今年こそは早めに打とう」と思い立ち、総合病院でインフルエンザ予防接種を受けに行きました。
実際に行ってみて分かった「待ち時間の現実」
総合病院では予約がいらない・できないと聞き、総合病院へ行くことにしました。
朝早くは混んでるだろうと思い、午後2時前に病院へ。
受付を済ませて番号札をもらうと、待合室にはすでに多くの人。
風邪の症状で来ている人、定期検診の方、子ども連れのお母さん──まさに“島の医療拠点”といった光景です。
結果的に、接種が終わるまでに約2時間かかりました。
途中で「ちょっと買い物に行こうかな」と思っても、いつ自分の番号が呼ばれるか分からず、結局ずっと待合室に座りっぱなし。
スマホの充電は減っていくし、子ども連れの方はぐずるし、正直なところなかなかの試練です。
それでも看護師さんやスタッフの方々の対応はとても丁寧で、接種自体はあっという間。
島の医療現場は忙しい中でも、しっかりと一人ひとりに時間をかけてくれているのが印象的でした。
石垣島では“混み合う時期”を避ける、個人病院へ行くのがコツ
この経験から分かったのは、「10月中旬〜11月上旬」は混雑しているということ。
特に平日の午前は高齢者や子ども連れが多く、かなり待たされる傾向があります。
どうしても総合病院で受けたい場合は、
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事前に電話で混雑状況を確認する
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仕事の合間なら、昼過ぎの時間帯に行く?
といった工夫をすると、少しは待ち時間が短縮できるかもしれません。
それでも、どうしても時間に余裕をもっていくのが鉄則。
予約できる個人病院でインフルエンザ予防接種を受ける、が待たされるリスクも低くベストの選択ではないでしょうか?
スマホの充電器や読みかけの本を持っていくと安心です。
子どもの接種は“市の補助金制度”を活用しよう
石垣島では、子どものインフルエンザ予防接種費用の一部を助成してくれる制度があります。病院のホームページでは紹介されていなかったし、ウェブで検索しても引っ掛からなかったので福祉センターに直接電話して聞いてみました。
対象は市内在住の子ども(年齢は年度によって異なります)。
補助を受けるには、次の手順を踏む必要があります:
実際に手続きしてみるとそれほど難しくなく、数分で完了します。
申請時には領収書と通帳、印鑑(またはサイン)が必要です。
兄弟がいる家庭だと、2人分、3人分と接種費用がかさむため、この制度はとても助かります。
こうした地元自治体の支援制度は、知らないと損をしてしまうことも。
市のホームページや広報誌をチェックしておくと安心です。
島の医療事情だからこそ、“早めの接種”が大切
石垣島では病院の数が限られており、インフルエンザが流行し始めると、どの医療機関も一気に混み合います。
ワクチンの在庫にも限りがあるため、「そのうち打とう」と思っていると、予約が取れなくなることもあります。
接種後、免疫がつくまで約2週間かかるため、遅くとも11月上旬までには受けておくのがおすすめです。
特に学校や職場で人と接する機会が多い人は、早めに行動しておくと安心です。
感染対策は“日常の習慣”から
ワクチンとあわせて、毎日の感染対策も欠かせません。
私が意識しているのは、
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手洗い・うがいを習慣化
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外出時はマスクを着用
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室内は加湿を保つ
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睡眠と食事を整える
という基本的なこと。
とくに乾燥が強くなる時期には、加湿器や携帯用の除菌スプレーが役立ちます。
小型でデスクにも置けるタイプや、外出先で使えるミストスプレーなど、最近は便利な商品が増えています。
まとめ:石垣島の“医療の距離感”を理解して上手に備える
今回、総合病院で2時間待ちを経験して改めて感じたのは、
「石垣島では医療のキャパシティに余裕がない」という現実です。
だからこそ、早めの予防接種や、正しい情報の把握が大切。
地元に住んでいる私たちが一人ひとり意識を持つことで、島全体の医療負担も軽くなります。
観光地として多くの人が訪れるこの島で、冬を健康に過ごすために──。
早めのワクチンと日々のケアで、自分と家族を守りましょう。











